豊水梨 梨 甘味と酸味のバランスがいい梨
◆豊水梨について
豊水(ほうすい)は現在の果樹研究所で交配育成された品種で、1972年に農林8号として命名登録されています。その由来に関しては紆余曲折ありましたが、現在ではDNAの解析などから「幸水」と「イ-33」(「いしいわせ」×「にじっせいき」)の交雑によって生まれたと推察されています。今では幸水に次いで沢山作られ和梨全体の27%程を占め、広く親しまれている梨です。豊水は平均の重さが350g~450gで幸水より少し大きめになる品種です。果形は円形で、やや腰高傾向があります。表皮は全体に黄金色に色付き、全体に均一に果点コルクがみられます。果肉は果汁が多く、非常に糖度が高くなる傾向にあります。その分酸味も伴い、全体として濃厚な味わいになります。
★『豊水梨』の特徴
果肉はシャリシャリ食感があり、とってもジューシーで、果肉には果汁がたっぷり含まれていて、甘味の中にも程よい酸味があるバランスのよい梨です。
★梨の食べ方
・おすすめの切り方はくし形です。梨はお尻側のほうが甘い傾向にあるので、縦に8等分にカットすれば甘味が均等になります。 生で食べるのもいいですが、量が多くて消費しきれない場合はコンポートやジャムにしてもよいかと思います。砂糖を加えて煮込むと日持ちがアップします。また、すりおろして肉を15分ほど漬け込むと肉がやわらかくなるので、肉料理に使うのも1つの方法です。
【保存方法】
・なるべく早く食べるのが一番ですが、すぐに食べきれない場合は、新聞紙などで包んでからポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室または冷暗所で保存しましょう。より長持ちさせたい場合は冷蔵保存がおすすめです。乾燥したり気温が高いところに置いておくと鮮度の低下が早まるので注意してください。
※ 生物ですので、出来る限りお早めにお召し上がり下さい。